２次創作のフォント

「二次創作の絵点字フォント」をご使用する際の注意点 および、ダウンロードのページです。 　          　TenjiE0170 ◯◯ ◯◯ TenjiE0169 　 「初代ミッキー」      「王子さまの星」           　こちらの点字フォント「絵点字／0170　初代ミッキー」は、ウォルト・ディズニー制作の短編アニメーション映画『蒸気船ウィリー』に登場するミッキーマウスの顔を絵点字にしたフォントです。 　『蒸気船ウィリー』（原題: Steamboat Willie）は、1928年11月28日にアメリカ（ニューヨーク）で公開され、2023年12月31日に著作権が切れ2024年1月1日からパブリック・ドメインとして2次創作が可能になりました。 　つまり、今回の絵点字フォントも2次創作のひとつです。 　とはいえ法律的には微妙な要素もいくつかあって、商標権についての配慮（別のブランド化は不可など）や、日本における著作権保護期間の不明確性（敗戦国日本の戦時加算や、米国の著作権延長法（俗に「ミッキーマウス保護法」）についての云々）が絡むため、ある種、社会実験的かつ挑戦的な「絵点字フォント」となりました。 　それでも、現在に至るまで脈々と多くの人々に愛され続けているミッキーマウスの、その源流のデザインが絵点字になったことについては、ウォルト・ディズニーも笑ってくれるのではないかな〜、と勝手に想像しながら、2025年1月（ルイ・ブライユの6点点字開発から200周年かつブライユの誕生月）に公開いたします。      　点字フォント「絵点字／0169　王子さまの星」は、大人向けの児童書『星の王子さま』に描画された星々をモチーフに制作した絵点字フォントです。 　　『星の王子さま』（仏語原題：Le Petit Prince、英語: The Little Prince）は、フランス人の飛行士・小説家のアントワーヌ・ド・サン＝テグジュペリの代表作で、1943年アメリカにて出版されました。 　ウィキペディアの解説によると、「〈大切なものは、目に見えない (Le plus important est invisible)〉を初めとした本作の言葉は、生命・愛とは何かといった、人生の重要な問題に答える指針として広く知られている。」「日本語の書名である『星の王子さま』は、岩波版の翻訳者であるフランス文学者の内藤濯によるもの。」ということです。 　なお、フランス・アメリカ・日本で著作権法や権利主張が様々にあり、『星の王子さま』の権利の在処がどこにあるのかという論争や権利主張の衝突が、原作者死没かつ原作者家族や子孫が不在の現在も続いていることは有名です。 　作品内容を鑑みても、まさに皮肉な展開といわざるをえません。              これらの絵点字フォントは、著作権の切れた昔の作品をモチーフに、 新しい点字のフォントとして制作した、２次創作の「絵点字フォント」です。 著作権が切れてパブリック・ドメインとなった作品は、 誰に許可を取る必要もなく、商用・私用に限らず、誰でも自由に使用できます。 ただし「自由」とはいっても、ルールがまったくない完全自由というわけではありません。 たとえば、あたかも自分がオリジナルを作ったと偽ったり、他人に使わせないなどといった 創作事実を乗っ取るような行為は、認められるはずもありません。 　また商標権が効いていれば、著作権切れでもメインキャラクター的活用は許可なしでできません。 商標権を保持する組織の公式的なサービス・商品と混同させるようなやり方はNGなのです。 他にも、さらに別の権利を主張する人がいたり、国境をまたいで法律的な駆け引きが絡んだり、 どこまでも曖昧でグレーな面も多々あります。 こちらの「絵点字フォント」のフォント自体の著作権は、私（河西白雨）にあります。 無料で公開しますので、どうぞ良識をもって自由にお使いください。 「絵点字フォント」を使用して作成したもの（成果物）は、使用者（あなた）の著作物となります。 ただし「商用利用の場合は「絵点字フォントを使用」と商品のどこかに明記する」 と、2003年から「絵点字フォント」使用規約に定めていますので守ってください。 （商用・私用に関わらず、料金は発生しません） ということで、こちらの２次創作の絵点字フォントは、ご自身の責任でお使いください。 もし万が一、何らかの問題が発生しても、フォント作者は責任を負いかねます。 「著作権や商標権に詳しくないから、怖いなぁ…」と感じたり、 「曖昧な面があるのか。何かあったらまずいな」と考えるなら、 使用者（あなた）の判断で、私的利用に留めることをお勧めします。 私（フォント作者＝河西白雨）の考えでは、 著作権が切れているし、権利主張者の主張も戦時加算期間も理不尽なので、 これらの「2次創作の絵点字フォント」は、制作・公開・使用とも 公正な行為であると判断しています。 　それでは、絵点字フォントをどうぞお楽しみください。 （　2025年1月25日　絵点字フォント作家／河西白雨　）