日本本土にはない銘柄・デザインの瓶の多くは、アメリカ政府統治時代の生活文化の中で使用されたものです。
たとえば、かつてコーラはコカ・コーラやペプシ・コーラだけでなく、キングコーラやクイーンコーラ、ラッキーコーラなどたくさんの種類が存在しました。

やがて沖縄の日本復帰(1972年)に伴い、小規模のジュース製造会社が立て続けに倒産、ジュース瓶の種類も激減しました。去る2014年末には、長い歴史をもつ沖縄バヤリースもついにその経営が沖縄県民の手を離れました。

このウェブサイトでは、コレクターの皆さんのお知恵を借りながら、アメリカ政府統治時代の雰囲気を閉じ込めたガラス瓶を中心に、沖縄のアンティーク・ボトルについての基礎知識をご紹介したいと思います。

このウェブサイトでは、アメリカ統治時代の雰囲気を閉じ込めたガラス瓶を中心に、沖縄のアンティーク・ボトルについての基礎知識をご紹介したいと思います。
沖縄は地理的・歴史的な理由から、県内で緩やかに完結した独特の生活文化を有しています。
空き瓶を蒐集するコレクターが沖縄に数多くいることも、その証拠のひとつです。

民家の軒下や庭の隅、地域のチリ捨て場、そして「ガマ」と呼ばれる自然洞穴。こうしたさまざまな場所から、コレクターたちはジュースや酒類の瓶を掘り出し、また蚤の市や骨董店でアンティーク瓶として取引されています。

ところで、ジュースや酒類用としてのガラス瓶が沖縄県内で生産されたことは、歴史上なかったといわれています。すべて海外や日本本土から運搬してきたガラス瓶です。それでも県内販売用として作られた独特の珍しいガラス瓶が今もたくさん残っており、コレクターの間では珍重されているのです。

〈このサイトについて〉
■掲載内容は、コレクターの方々からご教示頂いた内容をもとに作成しています。
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■当ウェブサイト「沖縄のガラス瓶 資料編Website」は、管理人(Kasai Daichi)が個人的に作成・運営しています。
■当ウェブサイトの運営目的は、(1)沖縄のガラス瓶に関する情報提供、(2)制作中の沖縄のガラス瓶の本に関する宣伝や連絡 です。
ジュースやビールなどの沖縄のガラス瓶には、日本本土にはない銘柄・デザインのものが数多くあります。