2015 9/21 数日前に、那覇の泊港からフェリーに乗り、慶良間諸島の阿嘉島・座間味島をプチ旅行してきました。私にとっては19年ぶりとなるケラマの海でした。チリ沖巨大地震の津波注意報が出ている最中とは思えない、美しく静かな海でした… 2泊3日のうちで、ケラマジカの群れも見られたし、ウミガメが3回も目の前を泳いでくれたり、自然はいいなぁ、としみじみ思いつつじりじりと肌が焼かれた晩夏でありました。






2015 8/25 子どもと紙飛行機を作り、デカルトを読み、琉球ガラスを整理する日々です。台風15号は沖縄本島の西を過ぎていきましたが、石垣や九州で猛威を振るいました。

先日の写真を載せます。
地元の図書館から見た渡嘉敷島です。月は東に日は西に。夕景はなぜ美しいのでしょうかね。









更新履歴的なメモと、雑多な記録の、Memo ページです。
2019.9
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2016.1-5
2015.8-12

 更新記録
ほか Memo:


2015 12/17  明日は「スター・ウォーズ」公開日!

いやはや、今月前半はまさに煩雑を極めた生活でした。
二男誕生後に、茨城から沖縄に外姑が来てくれて、(料理がまったく出来ない私のかわりに)わが家族のために3度3度の食事をまかなってくれました。ちなみに姑は日本に帰化して38年になるベトナム人です。

ところが、慣れない環境そして狭苦しいアパートでの生活が続き、また家族皆もストレスを解消できず、そこに長男誕生日にあわせてわが両親が来沖、地味ながらプレゼントやケーキやベトナム春巻のプチパーティーが身内で行なわれ、しあわせを満喫したはずのその翌朝・・・

極度の疲れと持病のために、義母はベッドから起き上がれないほど体調不良になり、救急車に搬送され、大きな西崎中央病院で治療を受けることに。
その一日は、赤子を抱いた家内と私とが交代で付き添ってすごし、夜になって退院。義母は予定を10日も早めて、わが両親と同じ日に飛行機で関東へ帰って行きました。関東は寒いので心配でしたが、みな、家がいちばんのようで、翌日には全員元気な声が電話で聞けました。
私ども小家族も、いろいろほっとして、急に新しい日常が始まったのでした。

他方、行き詰まっていた琉球ガラス関連の「工芸の杜」のことも急に進展があり、そしてそのまま進展は止まっていますが、・・・なんとか年内には大きな一歩を踏み出したいところです。


ところで、私の頭の中は、この数日は明日世界同時公開の「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のことでいっぱいです!

「テレビでも、ちまたの商品タイアップ戦略でも、ものすごい盛り上がり様だよね」

と知人友人は言いますが、テレビをほぼ見ていない私の頭の中のほうが、今回はもしかすると世間より盛り上がっているかもしれません。毎晩夢に出てくる始末です。

元上司たちとこの映画を公開すぐに見に行こう、と約束したのは、2年前の年末でした。あれから2年の歳月が本当に過ぎていったのかと思うと、感慨深いです。
元上司たち2人もいい大人ですが、スター・ウォーズのスニーカーを買ったり、シャツを買ったり、グッズを買ったりしています。
私の5才になったばかりの長男は、ライトセーバーを3本ももっており、トミカなどのスター・ウォーズのオモチャをすでに14個も並べているありさまです。

私は、ロゴ入のシャツ1枚のみ。
映画そのものに期待しておるのです。

先週の日曜日に、あしびなーの野外で骨董フェスティバルが開かれており、いくつか戦後おそらく1950年代〜70年代の、奥原硝子か牧港硝子の駄菓子瓶(斤瓶)を手に入れました。それと一緒に、スター・ウォーズのEPレコードも2枚、安く衝動買いし、自室のレコードプレーヤーで聴いてさらに気分を高揚させております♪
テーマ曲も帝国軍のマーチもいいですが、「酒場のバンド」が奇妙でいい味出ています。ルークとオビワンが、はじめてハンソロとチューバッカに会ったモス・アイズリー宇宙港の酒場で流れていた楽曲。

若い元上司には、
「子供が生まれて間もないのに、頭の中はスター・ウォーズのことしかないって、おかしくないですか?」
と突っ込まれました。ははは・・・
って、そう言っているキミは、靴から帽子まで、自室の壁までもスター・ウォーズ・グッズだらけの生活を送っているではないかっ! と、すかさず切り替えすべきだったと、今になって思います。

スター・ウォーズに興味のない家内は、
「学生みたいに、そうやって夢中になれることがあって羨ましいわ」
といいます。いつまでも子供のようだと、そっとたしなめているようにも聞こえるのでした。


2015 12/5  子供が生まれ、水木しげるが死に、私はただパタパタと

先月11月15日に二男が誕生し、それから名前を考えたり、妻の母にこの狭くるしいアパートに来てもらったり、・・・一言でいって大変雑多な日々を暮らしております。

こんどの子供の名前には随分悩みまして、生まれて数日してもアイデアがいっさい湧かず、2週間たっても案がまとまらず、妻も義母も子供のことをずっと「あかちゃん」と呼んで過ごしておりました。
土日を挟んだので提出期限が2日延び、その月曜当日の朝になんとか決まり、出生届を出しました。提出日が仏滅だったので母にとやかく言われ、また名前が小難しすぎるキラキラネームで読めないと父に呆れられました。

読みだけ書きますと「ノエマ」といいます。
ちなみに長男のほうは「コギト」です。

出生届を役所に持って行った日に、水木しげるが亡くなったとニュースが放送していて、私は驚くとともに寂しい気持ちになりました。早速ツタヤオンラインで偲ぶように「のんのんばあとオレ」のDVDを2枚借りて、この数日それをちょっとずつ、家族で観ています。このNHKドラマ(5回×2本)は私が中学3年の頃にずいぶん評判になった番組で、妖怪の話をしてくれる近所のおばあさんと少年時代の水木しげるの交流を描いています。
DVDを買おうかなと思ったら、今ではプレミアがついて1枚1万とか3万円とかいうことで・・・レンタルにしました。

水木しげる本人は、その独特の死生観ゆえに、自身の死さえ特別重いものと捉えていなかったでしょうけれど、・・・多かれ少なかれ影響を受けた我々には、大往生とはいえ非常に残念な気持ちです。いや、93歳でも周囲が大往生と全然思えない人間こそ、水木しげるでした。

あ、それとは全然関係ないのですが、マンガつながりの話題があります。
12月中旬(『スターウォーズ/フォースの覚醒』が公開される頃!)に、学習漫画『ルイ・ブライユ』がポプラ社から刊行されるそうです。初の本格的な、点字の発明者の人物伝マンガになると思われます。
この本の巻末に、参考資料としてブライユの生家や点字本が写真で載るとのことですが、ここに私が個人的に撮影してきたものを使っていただけるというお話があり、今から出来上がりを楽しみにしております。


2015 11/7  「工芸の杜」について偉い方々と話す毎日

連日、沖縄県が進めている「工芸の杜」構想の中の、琉球ガラスについての案件で、業界内外の偉い立場の方々に電話したり、お会いしたりして話をしている。

意思が淀みなく相手様に通じて、心躍るような気分になることもあれば、逆に、話しても話しても相手様の心にどうしても不服と不安を残し、期待している応答が得られないこともままある。

それも致し方がないことではある。
というのは、「工芸の杜」の企画はまだ、現段階では空気のようにあるのかないのか分からない、どう具現化するのか誰の脳裏にもない、という状態で進められ、それでも理想を描きながら歩を進めなければならないという、非常にトラエドコロの曖昧なかんじのものなのだ。
それに、各人にはそれぞれの心配や思惑もある。

また、私自身は琉球ガラスの歴史や現状を研究して本を作っているが、まだ完成に至らないため、どこの馬の骨かも分からない人間だ。業界を盛りたてるために県が企画した「工芸の杜」構想に首を突っ込むには、あまりにもフリーすぎる立場である。

もとより、私には、営業能力もなく、人と交渉する礼儀を形式として備えておらず、個人的にも行き当たりばったりの人生を歩んでいるし、しかも今の立場はいわゆる「ニート」そのものなのだ。
いちニートが、忙しく仕事をしている方々(それも偉い立場の方々)にいきなり自分の意見を聞いてもらい、協力してもらおうとし、それが私の仕事云々でなくただ思い描いた理想的方向性です、というのだから、ふつうに考えたら奇妙極まりないだろう。

それでも、私はこれをやらなければならない。
業界はこの機会を逃すべきでない、と私は考えているからだ。いや、少しでも真剣になってよく考えたなら、きっと誰もがそう思い至るに違いない。

ただ、誰にとってもいちばん簡単なのは、この件に関心をもたないようにして、スルーすることなのだ。行動しなくて済むし、責任も生じない。成功も失敗もない。業界に今のまま様々な問題が残ろうとも、自分には関係ないし別の奴らが悪いのだ、と堂々と言える。

けれど、「県がお金を出してバックアップする」と言っているこの企画は、ハコモノであろうと天下り先であろうと、うまく活用すれば、琉球ガラス業界に多大なメリットを与えるであろう。
業界全体の流通やコミュニケーションや相互の影響を正常化し、工房・店舗・製品の情報を整理し県内外にアピールできるだろう。また、うずたかく積み上げられた種々の問題に立ち向かうための、場と道具とを備えることができるに違いない。



2015 11/1  先月、神奈川にひとり帰省して「町田市立博物館」で、「沖縄の工芸展」を拝見してきました。
沖縄とは違う、懐かしく美しい秋がそこにはありました。雑木林と閑静な住宅地の丘のてっぺんに、この小さくも気品のある博物館はあります。
雲が出たりはけたりする小春日和の幸せな一日でした。両親と一緒にのんびりと出かけるのも、とても久しぶりだったのです。




博物館の隣には、縄文・弥生の住居跡があり、復元したその中にも入ってみたのでした。




2015 9/27  今日は家族で酵母パンで有名な(宜野湾市)宗像堂というお店に行ったり、リサイクル屋さんをのぞいたり、公園で子供を遊ばせたりしましたが、メインの用事はというと、沖縄タイムス本社(那覇市久茂地)で行われている稲嶺盛吉さんの泡ガラス展を見てくることでした。

「稲嶺盛吉作品展 滄海の輝き」
という展覧会で、9月30日までタイムスギャラリーという部屋で開催されていて、展示作品は販売もしています(ご本人にはお会いできませんでした)。
今までの作品との違いは、緑色が多用されている点です。滄海(大海原のこと)と題しつつ青で固めないところが粋ですね。

欲をいえば、ライティングに工夫があればよかったです。(沖展のガラス工芸部門もまったくそうですが!)
これは実は、稲嶺作品のコレクターでもある濱元朝雄さんという著名な教育者から教わったことです。すなわち、一見、透明感がなさそうな稲嶺作品だけれど、その魅力はバックからの光で一際浮かび上がってくるのです。


2015 9/20  TOK2(トクトク)という安いレンタルページを使っているが、どうも不安定でサポートがイマイチで、今日も長い時間サーバーがダウンしていてこのウェブサイトはアクセス不能となっていた。その件に関する連絡も情報も、告知さえもまだない。評判どおり、よい所も悪いところもあるTOK2。→評判ページリンク

皆様にはご迷惑をお掛けします。申し訳ございません。


2015 9/19 安倍首相の安保関連法案が参院を通ってしまったのには、私は自国の政治にまったくもって失望するしかない。どうにも仕方がない。

世論の多数側が安倍首相に反対しているが、たしかに同じ人々の多くが与党議員を選出したことは事実だ。そこにまず間接政治の構造がもつ恒常的な「ねじれ」を見なければならない。機構は多目的的な存在だからである。

ところで、私の持論では、けっきょく政治的思想は個々人それぞれの"好み"に依っている。
これは私が十代の終わりに気がついた真理だ。当時、親友には「それでは議論の意味がなくなって、元も子もない」と批判されたけれど、我ながらシンプルで美しい考察である。

とにかく、日本では政治思想が違う者同士で呆れあい、白けあい、論理も練られることなく、しばらくはただ権力を持つ者側のゴリ押しが続くのである。
そのうちにアメリカに請われるまま軍事力拡大網が敷かれ、辺野古の海には米軍滑走路が伸び、原潜が一連の施設に常駐するようになるだろう。あとは爆弾1発で戦争開始、その際は憲法もへったくれもあるまい。

今のところ、私はただ猛烈に不快なまま、ぼーっと手をこまねいているだけだ。金も権力も知恵も持たない小市民の私は。


2015 8/30 今日は朝から家族サービスの目的で、妻子といっしょに沖縄市にある東南植物楽園に初めて入場してきました。ヤシの木々や蓮池や芝生が広くて清々しい気持ちでした。クワガタやカブトムシの標本やら生きたものやらをまじまじとみて楽しかったですが、子どもが飼いたいと訴えていた金魚もカブトムシも、まだ4歳だし片付けもできないだろう?といって禁じてしまったのでした。
妻と子は特設の大きな屋外プールで遊びましたが、私は随分退屈し、抜け出すことに。するとしばらくして、そのプールのバルーンが崩壊、まるで津波のように外に水が抜けてプールは閉鎖されちゃったと妻から電話があり、リサイクル屋で古い琉球ガラスを物色していた私は、溜息をついて植物園に戻ったのでした。とほほ・・・

2015 8/26 県立図書館と糸満市立図書館をハシゴして、久しぶりに琉球ガラスについて文献にあたっています。見つけたい情報がなかなか探せないで困っていますが、司書さんに助けてもらうことにしました。その調べの力量に驚かされました。
また、有用な新しい情報もいくつか目にして、やはりもっと徹底した文献調査が必要だなと、うなだれつつ気合を入れなおしております。

2015 8/15 今日は終戦の日。戦後70年でしかも安倍総理の安保関連法案やら重なって、平和へのアピールがテレビでも強い気がします。
私はだらだら過ごしてしまいながら、サンフランシスコから届いた古い琉球ガラスを開いたり、子どもを少し連れ出したり、日常を過ごしました。

本日もなかなか暑いです。たいへんな夏です。


2015 8/12  ひさしぶりの更新。今回はリニューアル的に、全体的にウェブサイトのデザインやコンセプトを見直しました。
そして、「琉球ガラス 資料編 Website」と「沖縄のガラス瓶 資料編 Website」コーナーを増設しました。


(沖縄のガラス瓶の方は、まだ内容薄ですが…) 琉球ガラスのほうの記事は、いま世の中に出ているウェブサイトや図書と比べても、かなりディープな情報提供になっていると思います。この自画自賛をエネルギーに、いっきに本の方も作り上げてしまいたい!

まいにち暑いですね…  熱中症に気をつけましょう。
パソコンの熱中のしすぎにも気をつけねばと自省する日々です。
                                             
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